| 内容説明 |
巨匠オイゲン・ヨッフムを兄とするゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(1909-1970)は、バイエルン王国バーベンハウゼン生まれのドイツの指揮者。1932年にミュンスター市の音楽監督に就任し、1934年にフランクフルト・ムゼウム管弦楽団の指揮者、1937年にはプラウエン市の音楽監督となる。そしてこの頃、ナチスに入党する。その後、1940年にリンツ市の音楽監督になり、リンツ市立劇場およびリンツ市立O.を指揮。1943年にはアドルフ・ヒトラーの命により、リンツ・ブルックナーO.が作られた際には専属指揮者を務めた。第二次世界大戦後は非ナチ化裁判を受け、1946年からデュースブルク市の音楽総監督の任に就く。また、その間の1948年から翌年までバンベルクSO.の指揮者を務めた。録音の数は兄オイゲンには遠く及ばないが、得意としたブルックナーの交響曲や若きグレン・グールドのバックを務めたライヴ音源などがある。
限られた音源の中、バッハの「マタイ受難曲」という大曲の登場には驚きを隠せないが、ブルックナーと同じく、やはり兄オイゲンとのレパートリーの共通は強く感じさせる。オーケストラはベートーヴェンの交響曲全集(Kapellmeister KMD-006-S 他)でも共演のチリ交響楽団で、1941年に創設されたこのオーケストラはエーリッヒ・クライバーやレナード・バーンスタインなども客演し、同郷チリのピアニスト、クラウディオ・アラウは、1984年にサンティアゴ大聖堂でオーケストラのソリストとして演奏した。
音揺れ箇所、ノイズ箇所あり。モノラル録音。
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