| 内容説明 |
捷Supraphon SUA10154原盤。
ファーストネームの「ニヤジ(Niyazi)」で活躍したニヤジ・ハジベヨフ(1912-1984)は、トビリシ(現ジョージア)生まれのアゼルバイジャンの指揮者、作曲家。父は作曲家ズルフューカル・ハジベヨフで、彼の叔父はアゼルバイジャン音楽界の重鎮であり、国歌の作曲家であるウゼイル・ ハジベヨフである。ハジベヨフ家の一族はクラシック音楽界だけではなく、アゼルバイジャン古典音楽界においても、ナゴルノ=カラバフにある文化の古都“シュシャ”にルーツをもつ名家であった。
ニヤジは、プラハ、ベルリン、ブダペスト、ブカレスト、ニューヨーク、パリ、イスタンブール、ロンドン、テヘラン、北京、ウランバートルで多くの主要なオーケストラを指揮し、アゼルバイジャンのクラシック音楽を世界に知らしめる上で重要な役割を果たした。またニヤジは才能ある作曲家でもあり、ウゼイル・ハジベヨフの音楽に基づいて、伝統的なアゼール民謡と西洋の古典交響曲とを見事に統合した。ニヤジの最も重要な作品には、オペラ「コスロウとシリン」(1942年)とバレエ「チトラ」(1960年)があり、世界的な人気を博した。
ニヤジは、1938年から1984年に亡くなるまでの46年間、アゼルバイジャン国立SO.の指揮者兼音楽監督を務めた。1984年8月2日に死去。
録音はチェコPO.やモスクワ放送SO.とのものが幾つか残されており、このチャイコフスキーは彼の代表盤というべきもの。楽章ごとのテンポ設定が面白く、じっくりと聴かせる部分など、非凡な個性を感じさせる。
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