| 内容説明 |
マルティノンのバルトークはシカゴSO.(1967年4月セッション)やフランス国立放送O.(1971年6月21日ライヴ)との「中国の不思議な役人」くらいしか見当たらないが、ここでバルトーク最大の異色作で、唯一のオペラ「青ひげ公の城」が登場。しかも珍しい英語での歌唱である。この作品はドビュッシーの影響を受けていた時期のバルトークらしさが充分に現れ出した頃の最も大規模なものだけに、マルティノンの力量が存分に発揮されている。マルティノンにはもっとバルトーク作品の録音を残して欲しかったが、シカゴSO.との「管弦楽のための協奏曲」のライヴ音源が存在するとの情報もある。
ソプラノのイヴリン・リア―はR.シュトラウスやベルクを始めとした近現代音楽を得意としており、カール・ベーム指揮のベルク「ヴォツェック」「ルル」のどちらにも参加しており、これらの作品には欠かせない存在であった。バスのトーマス・スチュワートはバイロイト音楽祭の常連で、ワーグナーの英雄的なバリトン役のほとんどを歌った。ヘルベルト・フォン・カラヤン、カール・ベーム、ラファエル・クーベリックなどの指揮者たちとの録音も非常に多く残している。なお、リア―とスチュワートは夫妻で、デュエットの録音も残されている。
|