| 内容説明 |
米Haydn Society HSLP-1043原盤。
ハイドンのオルガンのための協奏曲は、ハイドンの最も初期の作品である。いずれも1750年代に書かれたもので、1761年にエステルハージ家に雇われる前のものと思われる。年代を特定することはほとんど不可能であり、作曲の経緯についても、2曲(Hob.XVIII: 1と6)以外はほとんど何も分かっていない。ハイドンの真作であることが確実に保証されているのは、この2曲ともう1曲(Hob. XVIII: 2)だけである。これらの曲のいくつかは、おそらくウィーンで最も影響力のある政府のメンバーの一人、フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ハウクヴィッツ(Friedrich Wilhelm von Haugwitz, 1702 - 1765)伯爵の夏の宮殿にある聖アンナ(Saint Anne)教会の礼拝堂のために作られたものであろうと考えられている。従って、当盤の「Hob.XVIII:8」は偽作という事になるが、ハイドンらしさが漂う佳作には違いない。
オルガン奏者のアントン・ハイラ―(1923-1979)は、オーストリアの作曲家だが、オルガニストとしても活動し、とりわけJ.S.バッハの作品の演奏で高い評価を得ている。オルガンのためのパルティータやソナタの他は、合唱を中心とした作品を創作している。ウィーン国立音楽院でピアノやハープシコード、オルガンと音楽理論を学んでおり、作曲家としてはヒンデミットの作品のようなポリフォニックの様式を好んで用いた。また、半音階を多用し、12音技法も採り入れた。
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