| 内容説明 |
トスカニーニのブルックナーはその存在すら想像もしなかったし、晩年に精力的な演奏活動を共に行ったNBC SO.との演奏記録にも見当たらない。だが「第4番」や「第7番」はしばしば取り上げていたそうで、イタリア時代の1896年12月には「第7番」の第2楽章を取り上げていたらしい。
このブルックナーが取り上げられた演奏会では、他にR.シュトラウスの「サロメ~7つのヴェールの踊り」と、J.S.バッハ(レスピーギ編)の「プレリュードとフーガ ニ長調」も演奏され、この27日以外にも24日~26日も同じプログラムが組まれた。ちなみに、この作品が演奏された1935年はBBC SO.を指揮して英国デビューし、ザルツブルク音楽祭で初指揮した年でもある。また翌年の1936年にはニューヨークPO.を辞任するので、同オケとの置き土産となった。
トスカニーニらしいアグレッシヴさ、そしてカンタービレの美しさが際立つ素晴らしい演奏。欠落箇所が多いのが残念だが、「トスカニーニのブルックナー」という事だけでも価値ある音源。モノラル録音。
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