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ベートーヴェン、ロッシーニ、オリヴィエ―リ、ブラームス他　トスカニーニ

ベートーヴェン、ロッシーニ、オリヴィエ―リ、ブラームス他　トスカニーニ

レーベル名 KAPELLMEISTER Ⅲ
品番 KMD-118-M
内容 ベートーヴェン／交響曲第５番～第１楽章
ロッシーニ／歌劇「ウィリアム・テル」序曲
オリヴィエ―リ／ガリバルディ讃歌
アメリカ国家／星条旗
ロッシーニ／歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
　　　　　　　　　　　　　　　　(断片)(＊)
ブラームス／交響曲第３番(断片)(＊)
演奏者 アルトゥーロ・トスカニーニ／
NBC SO.／
ストックホルムPO.(＊)
録音 1943年９月９日　ニューヨーク
1933年12月３日　ストックホルム(＊)
内容説明 イタリアのファシズム指導者ベニート・ムッソリーニは第一次世界大戦後にファシスト党を組織し、1922年に政権を獲得するが、クーデターで権力を奪取したムッソリーニに幻滅したトスカニーニはこの新たな独裁者に対する抵抗を始める。1929年にはウィーンとベルリンでミラノ・スカラ座の引っ越し公演を行い歴史的成功を収めるが、ムッソリーニがスカラ座を政治的に利用しようとしていることを察知したため、即座にスカラ座を辞任した。また1931年には演奏会前にファシスト党歌「ジョヴィネッツァ」の演奏を拒否したとして、ボローニャで暴漢に襲われる。そしてトスカニーニはファシスト政権下のイタリアでは演奏しないと決意する。しかし、1943年７月25日にファシズム大評議会がピエトロ・バドリオ元統合参謀本部総長に組閣を命じる勅令を下し、ムッソリーニを退陣させた。そしてムッソリーニは失脚し、幽閉された。たまたまこの日に、ニューヨークでトスカニーニは「オール・ヴェルディ・プロ」でNBC SO.を指揮していた。楽屋で「ムッソリーニ失脚」を聞いたトスカニーニは天を仰いだという。そして９月８日にイタリアが降伏すると、トスカニーニは翌９日に演奏会を開き、勝利を表す「V」でベートーヴェン「第５番」の第１楽章、権力に抵抗する革命的な人物を賞賛した内容のロッシーニの「ウィリアム・テル」から序曲、イタリア統一運動の英雄ジュゼッペ・ガリバルディを讃えたオリヴィエリの「ガリバルディ讃歌」、そしてアメリカ国家「星条旗」が演奏された。当盤はその歴史的な演奏会記録を収録。
そして1933年にストックホルム・フィルに客演した際のライヴ音源も収録。ブラームスの「第３番」は第１楽章以外の各楽章の断片となる。ロッシーニも含めてどれも断片なのが残念だが、珍しい顔合わせの貴重音源。モノラル録音。
価格 ¥ 2,200（税込）
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