内容説明 |
惜しくも2023年に没したドイツの名女流ヴァイオリニスト、エディト・パイネマン(1937-2023)。これは生前のパイネマンから託された音源。ファン垂涎のブラームスのヴァイオリン協奏曲で、この録音はセルからパイネマンに譲られたもの。それもクリーヴランドO.との共演で、セルがパイネマンを高く評価したことは有名でクリーヴランドだけでなく他のオーケストラへの出演も先導した。神経質に陥らない見事なヴァイオリンの跳躍と飛翔で、セルの堂々たるバッキングにも心を打たれる。この年の翌年にはダヴィド・オイストラフとのセッション録音が組まれていたためにこの演奏の商業的なリリースは事実上不可能という事情もあった。音質的には悪くないものの、所々テープの保存状態の悪い部分がある。(代理店の解説より)
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