内容説明 |
ルーマニアの作曲家、ヴァイオリニストとして有名なエネスクだが、指揮者としても世界中の様々なオーケストラに客演した。1923年にニューヨークにおいて、フィラデルフィアO.の演奏会で指揮者デビューした後、1937年から1938年にかけてニューヨークPO.にも多く客演した。指揮者として有名な録音はユーディ・メニューインとのJ.S.バッハの2曲のヴァイオリン協奏曲(パリSO./1933年、1936年録音)だがライヴでは様々な交響曲の音源が残されている。
このチャイコフスキーは旧ソビエト連邦のソビエト国立SO.との演奏。当時はコンスタンティン・イワノフが首席指揮者に就任した頃で、エフゲニー・スヴェトラーノフに続く、同オケの黄金期に差し掛かる時期であった。エネスクが振る揺るぎないアンサンブルはこの作品に実によくマッチしている。モノラル録音。
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