| 内容説明 |
英HMV ALP1109原盤。
クーベリックは1950年から1953年までシカゴSO.の音楽監督を務めるが、これは当初、ウィルヘルム・フルトヴェングラーに就任を要請していたものの、猛烈な反対によってそれが実現せず、クーベリックに声が掛かったものであった。だがクーベリックも、女性評論家クラウディア・キャシディから批判を受け続けるという苦境に立たされ、やがて辞任を余儀なくされた。そんな暗黒時代の1952年にロンドンで録音されたのがこのモーツァルトであるが、ここではそんな苦境を微塵にも感じさせない朗々たる演奏を展開している。クーベリックのモーツァルトと言えば1961年にウィーンPO.を振った「ハフナー」「ジュピター」という録音があるが、それに先立つ、キャリア初期でのこの「序曲集」はクーベリックの膨大な録音の中でも、珠玉の作品と言える。モノラル録音。
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