内容説明 |
「ウラニアのエロイカ」の2ヶ月前の演奏。こちらもオリジナルのピッチが高く多くの盤がそのままだが、今回はそれを修正している。この演奏もなぜか放送局提供正規音源から商品化が少ない上、第3楽章におけるテープの繋ぎ方に問題があるものが多く、フルトヴェングラー特有のパウゼの妙が不自然であった。当盤ではもちろん改善されており、音は当時としては非常に鮮明。時にポルタメントが掛かるところはいかにもウィーンPO.らしく、不思議な感慨に満たされ、劇的なだけでなく優美さもある演奏だったと思わせる。残響付加はせずテープヒスは残し、フィルタリングによるノイズリダクションもしていない。日本が世界に誇るフォーマットであるUHQCDであることも注目の名演。(代理店の解説より)
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