内容説明 |
クーベリックは1950年にシカゴSO.の音楽監督に就任した。少なからぬ録音も遺したものの、失意の内に1953年(シーズン)にシカゴを去った。当盤はそれ以来13年ぶりにシカゴSO.の指揮台に立った際のライヴ。既にバイエルン放送SO.の首席指揮者として評価を固めていた時期で、この時クーベリックは3週間シカゴに滞在し3プログラムを指揮。最終公演が当録音のブルックナーの「第8番」とワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から “前奏曲と愛の死“ だった。コンサートは”凱旋復帰”とまで激賞されてクーベリックはこの後も晩年までシカゴSO.に招かれることとなる。ブルックナーは力の漲るもので、第4楽章の大きな間には驚く。シカゴSO.の名人芸も隅々に行き渡っている。オーケストラ配置は両翼ではなく通常配置。「大胆なブルックナー」と評された凄絶なライヴ。英日のライナーノート付。(代理店の解説より)
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