内容説明 |
イギリス、エセックスに企画室を置く新レーベルMAGISTRALE第3弾。音盤初顔合わせとなるヴァント=バーゼルSO.のライヴ。ヴァントは長らくスイス在住だったが、ご当地ライヴはこれが初めて。1975年というとまだブルックナー全集を完成させる前で、NHK SO.への客演前という、いわば巨匠への道の前哨戦とも言える時期。活き活きとしたモーツァルト、そしてストラヴィンスキーの「プルチネッラ」は活動晩年にはレパートリーから外してしまったが、この時代の得意曲で、贅肉を削ぎ落した造形で刺激的な音を駆使した名演。ブラームスもスポーティな中にも第2楽章ではねっとりと歌われたりと只者ではない輝きに満ちている。スイスの自宅庭でのポートレートはスイスの大写真家ヘルゲ・テレン氏によるもので、デザインも買って出てくれたとの事。技術を誇るスイス放送による優秀な名録音で、日本が世界に誇るフォーマットであるUHQCDであることも注目の名演。(代理店の解説より)
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