内容説明 |
ミュンシュがニューヨークPO.を振った当日全曲ライヴ。シャブリエとプロコフィエフのこれらの作品は滅多に取り上げないので、これは貴重。ミュンシュの「幻想交響曲」はセッションとライヴを含め、多数音源が存在するが、このニューヨークPO.とのライヴはその中でも現時点で最古の音源で、このオーケストラとは唯一のものとなる。このプログラムは翌2月1日も同じ内容で演奏された。
プロコフィエフでのソリスト、ザーデル・スコロフスキー(1916-2009)はアメリカのピアニストで、、カーティス音楽学校でイザベラ・ヴェンゲーロヴァに学び、後に彼女の助手となった。またレオポルド・ゴドフスキーからもレッスンを受けている。ダリウス・ミヨーと親交が深く、ミヨーの「ピアノ協奏曲第4番」はスコロフスキーのために書かれ、この2人による録音も米Colombiaで行われた。スクリャービン、ヒンデミット、ベルク、バルトークの作品を収めた一枚もあるが、残された録音は決して多くない。その意味でもミュンシュとのこのライヴ音源は貴重。モノラル録音。
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