内容説明 |
ロジンスキのチャイコフスキー「第5番」は現在3つの音源が存在する。
◎クリーヴランドO. (1939年12月-1940年1月)
※セッション(米Columbia)
◎ニューヨークPO. (1945年10月28日)
※ライヴ
◎ロイヤルPO. (1954年10月)
※セッション(米Westminster)
上記の通り、ニューヨークPO.との当盤が唯一のライヴ録音となる。
ロジンスキは1943年にニューヨークPO.の常任指揮者となり、間もなく初めて設けられたポスト「音楽監督」に就任するが、経営陣と折り合いが悪くなり、1947年2月に音楽監督を解任される。そんなスリリングな関係性を持つ両者によるこのチャイコフスキーはその事情が当てはまるような演奏。歯切れの良さや熱さを感じたかと思うとクールで冷徹な表情を見せたりもする不思議さを持っており、もちろん激情家ロジンスキらしさを強く感じられる。モノラル録音。
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