内容説明 |
メータは1961年から1967年までカナダのモントリオールSO.の音楽監督を務めるが、当盤は就任したばかりの頃のライヴ。ロサンゼルスPO.はメータの尽力で評価が上がったと言っても過言ではないが、メータが音楽監督に就任するのは1962年からなので、当録音はまだ客演という事になる。しかしながら、まさしく一体化したパフォーマンスはその後の全盛時代を彷彿とさせ、粗削りながらもその燃焼度に圧倒される。ラフマニノフではアメリカを代表するピアニスト、バイロン・ジャニスが登場。ウラディミール・ホロヴィッツが認めた3人の弟子の1人であるだけに、師匠譲りのピアニズムを展開する。なお「幻想交響曲」の第1楽章途中で自動車の大きなクラクションが聞えるが、いかにも野外のハリウッドボウルらしい情景である。モノラル録音。
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