内容説明 |
レオニード・コーガン(1924-1982)の芸風は、先輩のダヴィド・オイストラフとは対照的。恰幅良くふくよかな音色と造形を誇るオイストラフに対して、コーガンの音色は研ぎ澄まされていて鋭く、まさにギラリと光る真剣のよう。
当盤はコンスタンティン・シルヴェストリとのスタジオ録音の3年後のライヴで、音質が驚くほど良いことにも驚かされる。深々と降る雪のような冒頭のティンパニが美しく、そしてコーガンの飛翔は天空を翔けるかのよう。
マッケラスの伴奏も晩年とは異なりオーソドックスでソリストに対してたいへん親切な演奏を繰り広げている。英日のライナーノート付き。(代理店の解説より)
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