内容説明 |
スターンのベートーヴェンの音源は、バーンスタイン=ニューヨークPO.(1959年4月20日セッション)、ヴィトルド・ロヴィツキ=ワルシャワPO.(1966年6月3日ライヴ)、ダニエル・バレンボイム=ニューヨークPO.(1975年セッション)など数種ある。
スターンは当時ポーランド領(現ウクライナ領)だったクレメネツに生まれるが、1歳の時に家族に連れられサンフランシスコに移住する。スターンはユダヤ系のためドイツに行くことは殆どなかったようで、録音は米国が中心となった。以上に掲げた2種のセッション録音からもそれが分かる。そういう意味からもヨーロッパでのライヴ録音は貴重な記録と言えよう。当盤では伴奏指揮者としても様々な大家と共演経験のあるカラッチオーロの見事なサポートを得て、素晴らしい演奏を聴かせてくれる。モノラル録音。
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