内容説明 |
ヴァイオリン協奏曲のソリスト、バール・セノフスキー(1926-2002)はフィラデルフィア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。12歳でジュリアード音楽院に入学し、イヴァン・ガラミアンから指導を受けた。第2次世界大戦中は兵役につき、戦後の1946年にニューヨークでデビュー。まもなくジョージ・セル指揮クリーヴランドO.と幾度か共演し、1951年から1955年まで同オーケストラのアシスタント・コンサートマスターを務めた。また、1955年のベルギーにおけるエリザベト王妃国際コンクールのヴァイオリン部門でアメリカ人として初めて優勝した。録音は決して多くなく、蘭Philipsにルドルフ・モラルト=ウィーンSO.とのブラームスの協奏曲、米RCAにゲイリー・グラフマンとのドビュッシー、フォーレのソナタなどはあるが、ベートーヴェンの協奏曲はもちろん当ライヴのみ。巨匠モントゥーとの共演でのびのびとした快演を聴かせる。なお、モントゥーもベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」はセッション録音はしていない。モノラル録音。
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