内容説明 |
ハンス・ミュラー=クライ(1908-1969)は、エッセン生まれのドイツの指揮者で、1948年から死去するまでシュトゥットガルト放送SO.の初代首席指揮者を務めた。残された録音はバックを務めたものが多く、イダ・ヘンデルや園田高弘との協奏曲、フリッツ・ヴンダーリヒを擁したシューベルト「フィエラブラス」などのオペラがある。この珍しい交響曲録音はシュトゥットガルト放送局におけるスタジオ録音と思われ、その正統派な解釈を聴くにつれ、この隠れた名匠の芸術が明らかとなる。ソプラノのエルフリーデ・トレッチェルは、オットー・クレンペラーとケルン放送SO.の1954年2月21日の同曲録音でも煌びやかな歌唱を聴かせている。なお、第3楽章冒頭数小節が欠落。モノラル録音。
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