内容説明 |
モントゥーのチャイコフスキー「第5番」は音源が実に多い。
①ボストンSO.(1957年4月12日 ライヴ)
②ボストンSO.(1958年1月8日 セッション)
➂フランス国立放送O.(1958年5月8日 ライヴ)
➃ボストンSO.(1959年7月19日 ライヴ)
⑤ロンドンSO.(1963年5月31日 ライヴ)
⑥北ドイツ放送SO.(1964年2月 セッション)
中間の時期となるフランス国立放送O.との演奏は各楽器が鳴り切つていて、通常は聴こえてこない声部も浮き上がってくるのが実にモントゥーらしい。また他の演奏との大きな違いはやはり使用楽器だろう。当時のフランスのオーケストラは管楽器にフレンチ・タイプを使用している事が多く、あらゆる場面で印象も違ってくる。いずれにせよ、モントゥーの同曲の演奏の中でも最も情感豊かな表情を持っている。モノラル録音。
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