内容説明 |
黄金コンビとして名高いセル+クリーヴランドO.のレパートリーの中核をなす独墺音楽をライヴ。しかもステレオ高音質で楽しめる必携盤の続編。ハイドンはセルの高貴な芸風に合致した古典彫琢美を極めた名演。時として力瘤が膨らむような強調と密やかな慈愛に満ちている。ベートーヴェンはまるで地雷を踏みつつ進軍するような強烈な演奏だが、緩余楽章の崇高な思索にも圧倒される。クリーヴランドO.のホームグラウンドであるセヴェランスホールは超デッドなホール故に響きで音楽を誤魔化すことが出来ず、それ故に鉄壁のアンサンブルの実現にも寄与したと思われる。それと同時に乾いた冷たい響きになることをセルは禁じ、艶と情味を兼ね備えたサウンドをも獲得するという奇跡的な融合が実現している。(代理店の解説より)
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