| 内容説明 |
クレメンス・クラウス(1893-1954)はウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、フランクフルト市立劇場の音楽監督を歴任、またウイーンPO.の常任指揮者を務めた。また、1929年にはニューヨークPO.やフィラデルフィアO.を指揮してアメリカ・デビューも果たした。だが、最後までナチス党員ではなかったが、戦後はナチスとの協力関係が疑われて活動が制限され、ようやく活発な活動が再開され始めた1954年に急死してしまう。
クラウスのレパートリーというとまず第一に挙げられるのが、J.シュトラウスのワルツやポルカだろう。ベートーヴェンやブラームスなどの録音が少ないため知名度と比べ実力を低く評価されているのは否めない。
その意味でも、この「田園」は実に貴重。ウイーンPO.が放つ芳醇で柔らかな響きは、まさしくこのコンビしか成しえない音楽と言える。モノラル録音。
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