内容説明 |
ミュンシュのバッハ録音は極めて少なく、公式には「ブランデンブルク協奏曲(全6曲)」(1957年7月 ボストンSO.)、「ヴァイオリン協奏曲第1番(独奏はハイメ・ラレード)」(1960年12月 ボストンSO.)、「カンタータ第189番(独唱はピエール・ベルナック)」(1942年12月 パリ音楽院O.)くらいである。しかしミュンシュは毎年のように受難節には「マタイ受難曲」もしくは「ヨハネ受難曲」を取り上げており、決して遠い作曲家ではない。
そしてこの「マタイ」の音源が聴けるのは実に有難い。カットはあるものの、ミュンシュらしい骨太のバッハが堪能でき、合唱団やソリストも実に力強い歌唱を聴かせてくれる。ボストンSO.としても数少ないバッハ音源だけにこれは実に貴重。
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