内容説明 |
初出時には「カラヤンとバックハウスの水と油の音楽性」という面が強調された名盤。ベルリンPO.のウィーン客演時のライヴ。実はカラヤンとバックハウスは頻繁と言わないまでも共演する間柄であった。今、聴き直すとカラヤンも当然ながらドイツ音楽の雄。お互いを尊重し、かつ一歩も引かない見事な演奏。バックハウスは80代半ばと言う高齢ながら厳格なリズム感、情熱的な表現に事欠かず鍵盤の獅子王の面目躍如たるものがある。ベルリンPO.の分厚い低弦を大筆の払いのように濃厚に表現する“カラヤンのブラームス”も存分に楽しめる。コンサートは5月17日と18日に行われ当ライヴ録音は2日目。メイン・プログラムは同じブラームスの「交響曲第2番」であった。(代理店の解説より)
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