内容説明 |
フェラスにとってベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、1946年13歳の時にパリ・デビューの際に弾いて、国際的なキャリアを積むきっかけとなった曲。フェラスのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の録音記録を列記すると以下の通り。
①カール・ベーム/ヘッセン放送SO.(1951年ライヴ)
②カール・ベーム/ベルリンPO.(1951年ライヴ)
➂マルコム・サージェント/ロイヤルPO.(1959年セッション)
➃ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリンPO.(1967年セッション)
⑤ヨーゼフ・カイルベルト/フランス国立放送O.(1967年ライヴ) ※当録音
⑥デヴィッド・ジョセフォヴィッツ/モンテカルロ国立歌劇場O.(1978年セッション)
残されている録音だけでもこれだけあるので、実演ではかなりの数になるはず。やはり得意中の得意のレパートリーだった事はこれで明白。
カイルベルトと共演の当演奏は、おそらくこの中でも演奏、録音とも最上級に位置されるものと確信できる。美しさの中にも力強さを感じる最高の名演。
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