内容説明 |
ホーレンシュタインは、1928年にベルリンPO.とブルックナーの「交響曲第7番」をレコーディングしているが、これは史上2人目(初録音は1924年のオスカー・フリート指揮ベルリン国立歌劇場O.)であった。
当盤は1961年のエディンバラ音楽祭における演奏だが、8月25日と26日はヘルベルト・フォン・カラヤン、28日はルドルフ・ケンペ、30日と31日にはホーレンシュタインが指揮した。31日のプログラムは、前半にヤナーチェクの「タラス・ブーリバ」、後半にマーラーの「交響曲第5番」が演奏された。当初、この両日はラファエル・クーベリックが予定されていたらしい。
演奏は実に壮絶で、爆発力は半端ないもの。何よりこの時代のベルリンPO.による同曲演奏を体験できるのが大きな喜びと言えよう。ちなみに当時のこの放送で「コンサートマスターはミシェル・シュヴァルベ」というアナウンスがされている。音質は最良ではないが鑑賞には充分で、輪郭もくっきりしている。モノラル録音。
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