内容説明 |
カール・ベームとウィーンPO.は1965年9月12日から23日まで南米ツアーを敢行。12~13日がリオデジャネイロ、14~16日がサンパウロ、そして18~23日がブエノスアイレスの長期ツアーで、全てがベームの指揮(わずかに一部ウィリー・ボスコフスキーが指揮)で行われた。
ここでの演奏はベームのイメージからはほど遠いほどの激しいもので、ティンパニの強打など、まるでフルトヴェングラーを聴くかのよう。おそらくマイクの位置とかも関係しているのかも知れないが、これがベームの真骨頂ならば大きな発見かも知れない。またこの南米ツアーに関する音源はこれが初出と思われるので実に貴重だ。
音質については良好とは言えないものの、音像はくっきりとしている。なお「第4番」の第3楽章と「第7番」の第3楽章で時報音(ピッピッという音)のようなノイズが混入しているので要注意。モノラル録音。
|