内容説明 |
両曲とも放送用の録音。エーリッヒ・クライバーは1956年に行われる予定のウィーンPO.初のアメリカ・ツアーの指揮者にも選ばれ、また客演で好評を博したコヴェントガーデン王立歌劇場からの働きかけもあったが、1956年1月27日にチューリッヒで急逝した。当盤の2曲は何とその死の1週間前の録音である。(ちなみにウィーンPO.のアメリカ・ツアーには代役としてカール・シューリヒトとアンドレ・クリュイタンスが同行した)両曲ともクライバーらしい颯爽とした演奏で、まだまだ活躍したであろう熱気が伝わってきて、その死が誠に惜しい限りだ。モノラル録音。
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