内容説明 |
クレツキとアメリカのオケとの組み合わせは珍しい感じだが、1958~1961年までダラスSO.の首席指揮者の地位にあったので、アメリカ楽壇にも馴染みがあった。この頃のロサンゼルスPO.はメータが音楽監督を務めており、Deccaで膨大な録音を行い、オケの技術や知名度が上がって来ていた時期で実に勢いが感じられる響きだ。名匠クレツキと上昇気運のオケとの魅力的なブラームスである。バレンボイムも名盤、モーツァルト「ピアノ協奏曲全集(EMI)」を手掛ける直前の時期で、乗りに乗ったピアノを聴かせてくれる。音質はヒスノイズや歪み箇所があり、決していい状態ではないが、貴重な音源。
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