内容説明 |
クレンペラーがスイス・ロマンドO.に客演したライヴが登場。親交が深いながらもヒンデミットの作品はあまり採り上げていないが、「気高き幻想」は1954年2月のケルン放送SO.との演奏が残されている。バッハでは現在では聴けなくなった重厚で格式の高いバッハ演奏を体験でき、このテンポの安定感はさすがにクレンペラーである事を再認識。ベートーヴェンは、全集(EMI)とは別に1968年に再録音までしたお気に入りの「第7番」だけに実に力の入った演奏。各パートのバランスが素晴らしく、クレンペラーの構築力がいかに天才的であるかを目の当たりにする。モノラル録音。
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