内容説明 |
フリッチャイはカラヤンが台頭してくるまでの間、独Deutsches Grammophonの屋台骨を背負って多くの録音を残したが、なぜかブラームスの「第1番」は録音しなかった。だがライヴ録音が2種残されており、ここからフリッチャイの解釈に触れる事ができる。1958年の北ドイツ放送SO.とのライヴ、そしてこの1956年のスイス・ロマンドO.とのライヴである。このブラームスはまさにフルトヴェングラーを彷彿とさせる重量感とカラヤンを思わせるスピード感が合わさったような凄演。そして何より当日の全プロが聴けるのが実に嬉しいところ。チッコリーニとのリストの聴き応え充分。モノラル録音。
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