内容説明 |
セルが振るイタリア音楽と言えば、まずロッシーニの「序曲集」が思い浮かぶが、ヴェルディについては1926年と1927年の2種の「リゴレット(抜粋)」、メトロポリタン歌劇場との「オテロ」の1946年のライヴ、新しいところでは1968年の「運命の力」序曲くらいか。メトロポリタン歌劇場の指揮者としても活躍していた生粋のオペラ指揮者であるセルのヴェルディの音源があまりにも少ない事に驚く。そして意外にもセルはヴェルディの「レクイエム」はスタジオ録音を残していない。音質はお世辞にもいいとは言えないが、唯一聴けるこのライヴは実に貴重。モノラル録音。
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