内容説明 |
第2次世界大戦中に連合国軍による空襲で1944年に破壊された旧フィルハーモニーは1963年に再建されたが、当盤はその新しいフィルハーモニーの柿落とし公演ライヴ。
当日は、午後からの「第9番」の前に午前の部としてミシェル・シュヴァルベ、トマス・ブランディス、ハインツ・キルヒナー、エバーハルト・フィンケというベルリンPO.の豪華メンバーによるハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」の演奏、ボリス・ブラッハーにより竣工記念のために作曲されたファンファーレ、そしてベートーヴェンの「レオノーレ序曲第3番」も演奏された。
前年に録音されたDGでの全集での「第9番」に連続する録音となったこの演奏は、ライヴである上に祝典の要素も含まれて、実に熱気のあるものとなっている。また豪華なソリストも華を添えている。優秀なステレオ録音。
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