内容説明 |
英Decca SXL6352原盤。
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(1924-2006)は、チューリッヒの生まれのスイスの指揮者。ウィーンでクレメンス・クラウスに師事し、スイス東部の都市ザンクトガレンの歌劇場でデビューした後はバーゼル市立劇場で指揮者に迎えられる。1950年から1962年にかけてバーゼル市立劇場、1959年から1961年にかけてサンフランシスコ・オペラ、1965年からはスウェーデン王立歌劇場の首席指揮者として迎えられている。ヴァルヴィーゾはバイロイト音楽祭にスイス人として初めて指揮者として迎えられ、1969年と1970年は「さまよえるオランダ人」、1971年と1972年は「ローエングリン」、1973年と1974年は「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮している。
また1972~1980年にはシュトゥットガルト州立歌劇場、1980~1986年にはパリ国立オペラの音楽監督を歴任し、ウィーン国立歌劇場にも常連として多く客演した。
ヴァルヴィーゾはオーケストラ作品の録音は極めて少ないが、このロシアの2作品はスケールの大きな演奏で、オーケストラから実に魅力的なサウンドを引き出している。
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