内容説明 |
米Columbia ML5579原盤。
ジョン・ヴィンセント(1902-1977)はアラバマ州バーミングハム生まれのアメリカの作曲家で指揮者。ニューイングランド音楽院でフレデリック・コンヴァースとジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィックに師事、そして1933年よりハーバード大学の博士課程に進み、ウォルター・ピストンに師事した。さらに1935年から2年間、パリでナディア・ブーランジェのもとで学んだ。作風は叙情的かつバイタリティーあふれるリズムが特徴で、複調と無調の要素を取り入れた自由な調性感を彼自身「パラトナリティ」と称した。
ここでのフィラデルフィアO.のテクニックは神業ほどに素晴らしく、このリズミカルな作品での演奏能力の高さに驚嘆する。
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