内容説明 |
米Columbia ML5166原盤。
オーマンディのウィンナ・ワルツの録音は結構な数にのぼるが、中でもJ.シュトラウスⅡ世の「こうもり」は重要な位置を占める。自身の珍しいオペラ録音にしてもメトロポリタン歌劇場との3つの音源(1950年のスタジオと1951年の2種のライヴ)が存在するし、序曲だけでも4種のスタジオ録音がある。当盤での注目はやはりオーマンディ自身の編曲による「こうもり組曲」だろう。この作品がよほど好きなのか、この曲のエッセンスを充分に盛り込んだ見事なアレンジとなっている。オーマンディは昔からウィンナ・ワルツは好んで採り上げてきたが、フィラデルフィアO.の音色が意外とマッチしているのが興味深い。
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