内容説明 |
米Columbia ML5376原盤。
ヴィクター・ハーバート(1859-1924)はアイルランドのダブリン出身。シュトゥットガルト音楽院に学び、チェリストとしてJ.シュトラウス2世のオケの団員となる。1886年に渡米しメトロポリタン歌劇場のチェリストとなり、指揮者としても1898年から1902年までピッツバーグSO.の音楽監督として活躍した。作曲家としても多数の作品があり、中でも後にミュージカルへと発展する43曲のオペレッタが最も重要なレパートリーである。作風については、やはり若い頃に影響を受けたであろうJ.シュトラウスをバックボーンとし、アメリカ音楽でもラグタイムあたりの影響が感じられる独特のものとなっている。「アメリカン・ファンタジー」ではアメリカ国歌を始め、お馴染みのメロディが続々登場する実に楽しい作品。オーマンディとフィラデルフィアO.の持ち味がピタリとはまるこの作品群。なぜ今までCD化されていないのか実に不思議だ。
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