内容説明 |
米Columbia ML4131原盤。
オーマンディは同曲を3回(他に1957年3月、1972年4月)しているが、当盤は最初のもので元々はSP録音。ストックホルムでの演奏をラジオで聴いたシベリウスが高く評価したとされるオーマンディの完璧とも言える演奏。オーマンディ1955年にヘルシンキでのシベリウス音楽祭に参加した際に、ヤルヴェンバー郊外のアイノラの山荘までオケのメンバーを引き連れてシベリウスに合いに行ったという有名なエピソードがあるが、この演奏からも作曲者に対する畏敬の念が伝わってくるようだ。古い録音だが、第1楽章や第2楽章の力強いピチカートや咆哮する金管は生々しい。なお第3、4楽章で原盤に起因する音飛び箇所がある。
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