内容説明 |
米Columbia ML4028、4137原盤。
エフレム・クルツ(1900-1995)はサンクトペテルブルク生まれのロシアの指揮者だが、ベルリンでも学びアルトゥール・ニキシュとの関わりからベルリンPO.の指揮台にも多く立った。1944年にはアメリカの市民権を獲得しカンザスシティPO.やヒューストンSO.の音楽監督を務めており、またイギリスのロイヤル・リヴァプールPO.の指揮者も歴任した。クルツはEMIでフィルハーモニアO.と幾つかの録音があるが、決して録音は多くない。当盤では得意のショスタコーヴィチも含まれており貴重な音源である。グリーグでのソリスト、オスカー・レヴァントは映画俳優でもありレパートリーはガーシュウィンに代表される印象が強いが、彼としては意外なこの陰影の濃い作品でもピアニストとしての実力を見せつける。
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