内容説明 |
米Columbia ML4905原盤。
スコットランド出身のウィリアム・プリムローズ(1904-1982)は、1937年にアルトゥーロ・トスカニーニの誘いでNBC SO.の首席ヴィオラ奏者となり、その後ソリストとして活動するが同じ英国人であるライオネル・ターティス(1876-1975)とともにヴィオラを独奏楽器としての地位まで確立させた功績は大きい。ウォルトンの作品はそのターティスのために作られた作品だが、実際の初演ではパウル・ヒンデミットがヴィオラの独奏を受け持った。こういった繋がりのある2人の作曲家の作品を納めた当盤だが、バルトークの協奏曲と共にヴィオラ独奏の代表曲をこの偉大なる名手で聴けるのは何とも貴重。ロンドンの北東にある街ウォルサムストウにて録音されたらしい。なおウォルトンの作品では1946年に作曲家自身が指揮した録音もある。
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