内容説明 |
独ConcertHall M-2275原盤。
1965~1968年に録音されたチェコPO.唯一の「ベートーヴェン全集」を指揮したクレツキだが、それに先駆けて南西ドイツ放送SO.と録音した「エロイカ」である。ハンス・ロスバウトに鍛えられたドイツ名門の放送オケが奏でる「エロイカ」は、全集のチェコPO.とは異なる響きで聴く者を魅了する。強烈な序奏で始まり駆けぬけるような推進力は実に圧巻。各楽器も輪郭がくっきりとしており、低弦など実に主張が強い。そして終楽章コーダのド迫力は必聴。明晰で力強い、理想的な「エロイカ」の演奏の1つと言える。
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