内容説明 |
露Melodiya D-7227/8原盤。
コンスタンティン・イワノフ(1907-1984)は、モスクワ音楽院に入学し指揮法をレオ・ギンズブルクに師事、1938年の全ソ指揮者コンクールで第3位入賞(第1位はムラヴィンスキー)する。1946年から1965年の約20年間ソビエト国立SO.の首席指揮者を務め、第1級のオケに仕上げた後にスヴェトラーノフに引き継いだ。一糸乱れぬアンサンブルを聴かせるこの「悲愴」は実に奇跡的な演奏。強奏部分の迫力は衝撃的で、シンバルの音など実に生々しい。張り詰めた音楽を聴かせるのはさすがにこのオケだと実感させられるが、スヴェトラーノフ時代とはまた一味違った音色が感じられるのが興味深い。
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