内容説明 |
独Opera NR1181原盤。
アルトゥール・ローター(1885-1972)は、ヴィースバーデン歌劇場の指揮者を務めた後、ベルリン・ドイツ・オペラやベルリン放送SO.、ベルリン市歌劇場などの音楽監督を歴任した生粋のカペルマイスターである。残された録音は数多いが、現在ではCD化のほとんどがオペラに限られ、オケ物は聴くのが困難であるのが現状である。ベートーヴェンではベルリンPO.との「第1番」やベルリンSO.との「英雄」などの録音がある。この「第9番」は実に堂々たる風格に溢れた、強靭な骨格を備えた名演。オケの重厚な響きとフランツ・クラスを始めとする独唱陣の水準の高さは圧巻。全くスキのない完璧といえる演奏。
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