| 内容説明 |
捷Supraphon LPV249原盤。
ジョルジュ・ジョルジェスク(1887-1964) はルーマニアのサリナ生まれ。ブカレスト音楽院とベルリン高等音楽院でチェロを学ぶが、R.シュトラウスの勧めで指揮者となる。アルトゥール・ニキシュの薫陶を受け、1918年にはベルリンPO.も振っている。しかし生涯の大半は故国ルーマニアで活動したため、世界的にはその名はあまり知られる事はなかった。ジョルジェスクは1960～1961年にかけて手兵“ジョルジュ・エネスコ”ブカレストPO.とベートーヴェン全集を録音しているが、当録音はそれに先駆けて「第７番」を単独にチェコPO.と録音したもの。時代を感じさせる実にロマンティックな演奏で、第１楽章からその重厚な響きに魅せられる。特に終楽章のコーダで徐々にテンポを上げる様は尋常ではない熱気を帯び実に感動的。シルヴェストリやチェリビダッケだけではない、ルーマニアの巨匠の迫真の凄演。
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